ベトナム・ホーチミンの旅5(総集編)

HOMAREです。

 

前回のダイヤリーから、間が空きました。

 

やっぱり繁忙期の12月
今年のクライマックス。

 

42年も美容師やってると、
体力的にもメンタル的にも余裕、余裕って
言いたいところなんだけど。。

思ってるより、あれもこれもと
気持ちが先行し、自然と構えてしまうんだなぁ。。
これは、昭和〜平成を渡った美容師には
きっと分かる感覚ね。

 

今年もお世話になりましたって
来年もよろしくって
飲み会も増えるしね。
それはそれで大切な時間だしね。

 

今年のフィナーレ月
楽しみながら乗り切って行きます。

 

 

さてさて、ホーチミン旅は今回でまとめていこう。

なので、めちゃ長文っす。。。(笑)

 

 

ホーチミンの街歩きはポケットWi-Fiを持って
GoogleマップとGrabタクシーを使えば、なんも問題なし。

ホテルを拠点に開いて、事前に下調べした
ブックマークの史跡、お店など
時間も距離も間違いなくたどり着ける。

 

旅の初日、空港から早朝ホテルに荷物預け
気合入れて、ふんふんって鼻息荒く
カッコつけてホテルから街へ繰り出したものの。。

歩いてわずか3分。。。

 

ひとりの痩せた白ランニングシャツの
中年ベトナム人男性が近づいてきて
僕の足元を指さし

○○○○✕!!×!!」←ベトナム語。

えっ!?
はぁ!!?(;’∀’)?

えっ? なになに??

 

肩には、靴箱のようなものをかけ
全く理解できないうちに
怒涛の如く、僕のスニーカーに泡つけて磨きはじめた。

えっ!!
なんなのこれ??

ソールの剥がれなんかに接着剤つけて
これで安心と言わんばかりに先ずはドヤ顔!!

 

えっ!?
これってなに?

 

深夜便による超寝不足の僕は
いきなりのこの瞬間が理解不可能。

 

すかさず、スマホのGoogle翻訳を開いて
みたものの時は既に遅し。。

そしたら片方の靴も勝手に磨き
さらにドヤ顔!

 

あ~。。。
ヤラレタわ~。。

 

僕はありがとうと苦笑いしながら
日本語でお礼を言って
その場を去ろうとしたが

「金くれ!!」っと追いかけてきて

「いったいいくら??」

「20万ドンだ」(1200円)

「はっ?? 無理無理!!
2万ドンでどうだ?」(120円)
(この間、すでに50メートル歩いている(笑)

 

「ユーはクレージー!!」

「10万ドンなら」(600円)

 

はいはい。。。

 

初っ端から、アジアの洗礼を受けましたぜ(笑)

 

 

でも、白ランニングシャツ靴磨きおじさんのおかげさまで
ピカピカで気分上々、歩けたってさ(笑)

 

 

 

 

スマホなど無かった時代の旅友は
やっぱり「地球の歩き方」だったな。

分厚くて重くて、持ち運びは大変だけれど
その分、安心感はあった。

旅の終わりには、ボロボロになったページ。
マーカー跡や付箋、折り曲げた角など
そんな戦利品のようになった「地球の歩き方」は
あの時の思い出とともに今でも本棚に並んでいる。

 

今回も「地球の歩き方・ベトナム編」は購入したけど
下調べだけで持ってこなかった。
スマホ最強だね。

 

 

 

ベトナムは社会主義国家。
街中には、プロパガンダ看板が結構あった。

 

「統一達成を祝う国際労働者の日」
「政府、人民はホーチミンの思想、倫理、スタイルを熱心に
研究し、追随しています」って書いてある。

これも、Google翻訳の賜物。

 

 

 

 

今回のホーチミン旅でソンべ焼以上に
行ってみたかったベトナム戦争の博物館。

「戦争証跡博物館」

 

 

 

1975年に終結した最も悲惨な戦争。

しかも、ソ連(現ロシア)対アメリカの代理戦争。

僕が子供の頃、NHKで特派員報告という番組があり
(確か30分番組だった)
日本でも随時、戦況が伝えられていた。

 

 

石ノ森章太郎の漫画「サイボーグ009」にも
ベトナム戦争が描かれていた。

 

そして、反戦を訴えるフォークソング。
学生運動。

 

 

フラワームーブメントのヒッピー文化。

 

 

 

ビートルズ、ジョンレノンと小野洋子の平和活動。

 

 

 

ここに来るまで
この戦争に巻き込まれていたベトナムの歴史を
知っていたつもりが全く知らなかったことに気づいたよ。


勝手なヨーロッパ諸国の植民地化の侵略によって
アジア諸国は随分痛めつけられていたんだな。

ベトナム戦争の関連映画作品も
たくさん観ていた。

 

フランスの植民地だったのも
映画「ラマン」を観ていたから記憶にある。

 

 

そして
「プラトーン」

 

 

 


「地獄の黙示録」

 

 

衝撃的だったトムクルーズ主演の
「7月4日に生まれて」

 

 

 

当たり前なんだけど
戦争映画とはいえ
全て反戦のメッセージで締めくくっている。

 

 

 

ここからは
本物の戦争写真。

 

 

 

 

 

アメリカによる
枯葉剤(ダイオキシン)の被害で
生まれた奇形児の写真はあまりにも
悲惨だったので撮れなかった。

 

 

 

モノクロだから
余計に想像してしまう。

 

 

 

ベトナム戦争で実際に使われていた
本物の兵器。

 

 

 

 

戦闘機。

 

 

 

戦車たち。

 

 

この青い空は
昔も今も
変わらなかったと思うけど
戦争中は真っ赤に燃えて見えていたんだろうな。

 

 

WAR IS OVER
IF YOU WANT IT

 

 

 

 

次は、チョロン地区(中華街)の
ティエンハウ寺院。

 

 

260年前に建てられたそう。

 

 

うわー!
タイルフェチにはたまらない!

 

 

 

ここは、このぐるぐるお線香が有名。

 

 

僕も願いを込めて
吊るしてみたよ。

説によると1週間、燃え続けるんだって。

 

 

 

 

 

美しい。

 

 

 

 

いろんな文化伝統が重なりあい
独特な形になっている。

 

 

 

 

 

 

次は、グエンフエ通りの
「ホーチミン人民委員会庁舎」

 

116年前に完成した
フレンチコロニアル様式の美しい建物

 

ホーチミンのど真ん中にあって
広い広場には
昼も夜も、市民や観光客でごった返している。

 

特に夜のライトアップは美しすぎる。

 

 

ねっ!
夜空に赤と黄色の国旗が映えるでしょ。

 

 

フランス植民地時代の歴史を感じる。

 

 

やっぱり、やってみたくなるよね(笑)

 

 

マジスティックホテルも美しかった。

 

 

 

さあ、帰ろう。

 

 

 

短い日程だったので
帰りも深夜便を使い
24時間、大切に過ごしてみた。

 

 

尾翼の上には満月。

 

 

ふう。。
やっぱり狭い。。笑

寝れんやろ~。。

 

 

 

バイバイ、ホーチミン。

また来るね。

 

 

月の灯りに照らされた
真夜中の雲海。

そんなこと気になって
やっぱり寝れない。。笑

 

 

ベトジェットはLCCなので
機内サービスは全て有料。

 

のどか渇いたので、スプライトを買う。
支払いはベトナムドンがドルの現金のみ。

 

ドンは空港で全て使い切ったので
カード決済をお願いしたのだが
これがまた手間がかかる。

 

パスポート、チケット、カード確認
しかも、カタログ価格が35,000ドン(210円)
なのに60,000ドン(370円)

 

CAから渡されたのは氷が入った紙コップと
常温のスプライト。
このまま注いで飲むんだね(笑)

 

この時ほど、スプライトが美味しく感じたことはなかったよ。

 


早朝、成田着。

 

久しぶりの成田空港。
人があまりいない。
心なしか、老朽化してる?
羽田に見慣れてるからかな?

 

やっぱり寒いね。

 

レーンから出て来たスーツケース持って
まとわりつく薬物検査犬を無事クリア笑。

 

「グッドボーイ♬」

 

 

「さてさて、埼玉に帰ろう。。
ん?んん?? 大宮行きのバスが無い?

 

運休?? 廃止?。。door to doorで楽チンなのにさ。。」

 

仕方ない。。

乗り換えアプリで検索。

 

成田空港〜東松戸〜南浦和〜大宮

90分か。。

 

人々が静かだ。
みんな、下向いててスマホいじり。

 

「日本は終わったね」

 

海外から帰ってきた
僕のお客さまが言った言葉を
思い出した。

 

眠い。。

 

大宮駅降りた。

 

「えっ? 静か?? バイクは? いない?
あーたり前かぁ。。
8時間前まで喧騒のホーチミン。ここは日本。」

 

極度の寝不足と
ベトナムホーチミンのエネルギー酔いで
思考が定まらない。

 

とにかく和食食べたい。
スシロー行こう笑

 

 

旅の間の汚れものを洗濯して
そのままベッドに直行。

 

 

 

 

 

横浜の友人に聞いた。

「旅ってなに?」

笑いながら「人生そのものですよ」って
わかる気がする。

 

 

ひとりサロンで再スタートして
5年ぶりとなった今回の旅。

 

今回、SMSのおかげさまで
たくさんの情報とアドバイスをいただき
滞在2日間、機内2泊の短い旅だったけど
その2倍も3倍も充実した時間でした。

ホーチミンの的確な情報を教えてくれたメグさん。
お休み中、フォローしてくれた皆さん。

 

本当に思い立って行って良かった。

有難うございました。

 

 

 

 

PS

最後の日
ホテルの前にサイゴン川沿いに
バクダン港公園があってね
そこのベンチで夕陽の空を見てたら

何かとベトナム語でまくし立ててきた
痩せたおっさんが僕の足元を指さして来たから

うわー!!
初日の白ランニングの靴磨きおっちゃんヤン!!(爆笑)

 

僕を覚えてるか?
ほれほれ~ 覚えてるやろ??(笑)

 

しまったって顔して
笑って立ち去りましたとさ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

SO LIVE
A LIFE YOU WILL
REMEMBER

 

だから、忘れられない人生を送る
生きる。