祝、美容師40周年③

HOMAREです。
美容師40周年③ Paris

 

僕の美容師歴の中で
フランス、パリでの美容師経験は、かなり貴重な時間でした。

 

 

 

 

ソシエワールドに入社して
Jrスタイリストから、スタイリスト
そして有り難いことに幹部にって、
持ち上げてくれました。

 

もちろん、その間、がむしゃらに仕事した。

 

今みたいに、先輩から教えてもらって当たり前じゃなく、
「見て覚えろ!!」の時代だったから。
指名の取れる先輩たちの技術はもちろん!

 

声のトーン。

会話の仕方。

間の取り方。

仕草。

手の動き。

シザーやブラシ等の道具のこだわり。

香水はどんな香り?

フロアに立つ以上、頭のてっぺんからつま先まで
オシャレファッションは必須。

オフ時の過ごし方。

何食べてるの?

どんな本読んでるの?

どんな音楽聴いてるの?

どんな映画がおススメ?

どんなところでお酒飲んでる?

好きな芸能人は?

カラオケは何唄ってる?(笑)

付き合ってる彼女は? 彼氏は?(笑)

先輩のおうちまで泊まりに行ったよ(笑)
めちゃ貪欲だったなぁ。。

 

そのおかげで、たくさんご馳走してもらった(笑)
だって、「先輩!先輩!! カッコいいっす」って
常にくっついてきたら、かわいいものね
でも、ウザかったんだろうなぁ〜(笑)

 

そんな先輩方のガチ真似してたらね
自然と結果もついてきて、
そしたら、僕なりのオリジナルも出来てきて
環境に、人に、恵まれてました。

 

そんな先輩、同僚たちとは
みんな美容師大好きだから
今でも繋がってます。

 

あっ!
パリ時代に話を戻そう(笑)

 

勤めてるソシエワールドが
パリのジャックモアザンと提携し
日本でサロン展開をするって話になり
1号店が、横浜そごうにオープン。

横浜店があっという間に話題のサロンになり
(バブル景気と共に、そごうの躍進もアリ)
すぐに2号店の大宮そごうが出来た。

 

新宿ミロード店に居た僕は必然的に
「むむむ。。 パリに行きたいー!!」
と気持ちが凱旋門になり

 

会社のマネージャーにゴリ押しし、
行かせてもらわないと会社辞めます!!
とも言い(笑)!

 

そんな感じの僕だったから
やれやれ、仕方ないね〜って
上司が根負けしてね(爆)
ジャックモアザン大宮そごう店に転勤⤴︎

そして念願のジャックモアザンパリ店へ☆

 

 

 

サンジェルマンのセーヌ路面店にある
ヘアーカッティングガーデンジャックモアザン。

ボスのジャックモアザン氏は
ジェーンバーキン、
クラウディア・カルディナーレ、
ベアトリス・ダルなど、映画スターの顧客を持つ。

 

 

ヘアーを基に
歴史と芸術性、文化、ファッションをミックスした
ジャックモアザン。

 

日本人の発想とは180度違う視点での
ヘアーワークには、度肝を抜かれた。

 

 

 

ちゃっかり、シャンプーしてもらってるし(笑)

 

フランス、パリの街は
いつも喧騒の中で、いろんな人たちが
触れ合っていた。

肌色違う人たちも
同性愛者も
年寄りも若者も
ストライキのデモをしてる労働者も
教会で祈りをあげてる人も
みんな誇りを持って生きている感じが伝わってきた。

美容を学ぶって言うよりも
歴史ある異文化を、肌で感じ知ることが
出来た時間だったな。

 

 

 

 

 

美しきミューズ、ジェーンバーキンとも
ご一緒出来て、幸せな経験でした。

 

国が言葉が違えども
ハサミとコームさえあれば
全世界共通、繋がれるって
こんな素晴らしい仕事、美容師って最高だよ。

今までもこれからも、たくさんの経験が
僕にとって、美容師が天職だなって
思える時間なのです。