今年のミッション富士登山。

7月28日~29日 快晴
ついに、この日が来た。

今年の行動ミッションのひとつ。
富士慰霊登山。

 

僕とって、思いの残る経験だったから
いつものように、備忘録として残しておこう。

 

 

 

 

思い返せば最後に登ったのは
14年前の7月。
その時も、大切な役割を持って登った。

 

今回の慰霊登山は、義則君本人を連れていく。
前回は、彼の妻であるフェルナンダを背負い
想いと共に登ったんだ。

 

 

その時の写真。

クリスタルに込めたフェルナンダの魂と義則君。

なんだか皮肉なことになってしまったが
受け止めて受け入れるしかない。

 

悲しみよりも、大切な役目に選ばれた
気持ちで満ちている。

 

 

 

朝7時20分 新宿駅西口バス乗り場に集合。

万全を期してツアーに参加した。

30名の登山客を乗せて、
10時半に、五合目の富士吉田口に到着。

 

 

 

 

 

ここから見える富士山。
すぐ手が届くような錯覚になる。

 

ガイドさんによる荷物チェックを終え
さて出発だと思ったら、中国人参加者6名
雨具が無いことがわかり、緊急レンタル。
甘く見てはいけない。

12時前、登山スタート。

 

 

 

 

六合目~七合目。

20分に一度の給水タイムと深呼吸
その都度、立ち寄る山小屋でのトイレ。

プロの登山ガイドが4名。
富士山の危険性と高山病を防ぐアドバイスを
しっかりと伝えながらの登山は不安を払拭させてくれる。

 

普段の呼吸から深呼吸となる。
不思議と心が落ち着いてくる。
深く息を吸う、吐く。
その繰り返し。
改めて大切なんだと思い知らされる。

ヨガと同じだね。

 

 

 

14時14分。
五合目での青空はどこに行った?
七合目を身近になってきた頃、雲行きが怪しくなる。

雨具を取り出し、リュックカバーをかける。

 

写真は撮れなかったが
この後、横殴りの雨風が襲ってきて
四つん這いになりながら、這うように岩場を登る。

 

「低気圧の関係で風速10~15メートルくらいの突風が予想されます!
風が吹いてくる方向に頭を向け、しゃがみながら
しっかり踏ん張ってください!」

 

雷も鳴っている。

すかさず、ガイドさんが雷の避け方を教えてくれた。

ストックを掴むグローブも
フードを被った顔も防水と謳ってる靴も全身ずぶ濡れ。

 

防寒はしっかりしてきたが、体感は半端なく寒く
グローブの手は氷を掴んでいるようで冷たく痛い。

 

 

 

 

低層の雲の上にまた雲が。
やはり日本一の標高だけある。

 

18時。
ずぶ濡れ状態で、八合目の山小屋に到着。

着いた途端、スタッフの皆さんふたりがかりで
靴紐をほどいてくれて、全身を拭いてくれた。

嬉しい。

 

 

 

 

 

 

後で気づいたんだけど
14年前もこの山小屋だったよ。

 

 

 

 

富士山の山小屋と言えば
名物のカレーライス。

副菜はこれ。

 

 

嬉しい、唯一の温かさ。

 

食事が終わり
23時起床まで仮眠。

畳1畳半にパーティションと寝袋。
用意した耳栓しても、到底寝れそうもない。

 

 

 

 

 

 

 

23時半、富士吉田市の夜景。

 

 

さあ!
いよいよ山頂に向けて4時間のアタックだ。

この時点で6名がリタイア。

 

 

これから登る富士山頂に満月が載っている。

この日が水瓶座の満月だと、これもあとで知る。
本当に面白い。

 

 

 

気温3度。
ヘッドライトの灯りが美しい。

 

 

2時55分。

その600メートルが果てしなく続く。

 

 

同時刻の星空。

 

 

 

4時4分
見えてきたぞ!

 

 

4時25分
てっぺんに到着。

 

 

 

 

跳んでいたね。

 

 

 

 

4時45分 御来光。

 

 

 

 

 

 

眼下に見えるのは山中湖。

 

 

 

着いたよ。
良く見えるでしょう。

 

 

 

 

フェルナンダと永遠にゆっくりね。

 

 

 

 

 

 

5時25分。

太陽が暖かい。

 

 

さあ、戻ろう。

 

 

下山の写真がこれしかないのは
登りもキツかったけど
下りは砂走で、しかもギラギラ日差しで
一睡もしてないし、キツイ。

2回ほどコケてしまったわ。

テーピングのゴムを借りてみたけれど
ひたすら同じ景色で苦行だ。

しかも膝が笑うってこんなこと。

 

 

でもね。。
下山後にはこんなご褒美が待っているのだ。

 

 

 

 

 

日帰り温泉で体をほぐして
アルコールも注入して
帰りのバスは爆睡。

 

 

17時、新宿駅到着。

大宮に向かう新宿湘南ラインは
板橋駅近くの踏切で
人が立ち入ったようでいつものように遅延してる。

 

知ってると思うが
新宿駅の1~4番線ホームは非常に狭い。
そこに人が溢れている。

 

サラリーマンの中でリュック提げての登山姿で乗るもんだから
違う意味での苦行の時間。

 

数時間前まで大地の恵みの中にいたのにね。

まぁ、これが僕の生きていく世界。

 

 

 

 

しばらくね、全くダイアリーを更新できなかったのは
やり終えた感が全てだったな。
帰ってから仕事以外、誰とも話したくなかったからね。

 

最初は僕が出来る義則君への役目と思っていたけど
今振り返れば、自分のためだったんだな。

なんだか、今動かないと後悔しそうだったからね。

 

 

 

 

そうそう。
登山時にね、僕の目の前に2匹の白い蝶が飛んでいたんだ。
下山の時は、1匹の白い蝶が飛んでた。

義則君が生前にね

「白い蝶を見たら、それが私だから」と
フェルナンダが亡くなる前に言ってたんだ。
僕が出かける時は必ず白い蝶がいるんだよ」

 

 

 

ふたりで見守ってくれてたんだね。

 

 

フェルナンダ、義則君
そばにいてくれてたんだね。
有難う。

 

 

そして、ソニア。
使命を預けてくれて有難う。

無事に成し遂げました。

 

 

 

そうそう、今日は山の日なんだね。

いつも教えてくれて、支えてくれて有難う。

 

追加。

写真を編集してた時、気づいたんだけど
これ14年前と同時刻だったんだね。

 

嬉しい。 やっぱりが導きあったんだね。