ココロの整理

HOMAREです。
前回のダイヤリーの続きね。

 

10時間かけて故郷に戻り
その足で親父と おじいちゃんおばあちゃんのお墓に行って

「いつも有難う、おかげさま。」って、お参りしてきた。

 

 

そのあと 兄と合流。
久しぶりに3人で食事をした。

 

 

日常の報告。
母のこれからのこと。
お互いの健康のこと。

 

顔のシワが増え
髪も薄くなって
個々に流れる時間の経過は違えど
こうして、元気に食事ができることに
感謝だよ。

一番は、毎回ご馳走してくれることが感謝〜(笑)

 

 

 

母が入院してる病院へ車で20分。
療養型の病院へ転院してかれこれ8ヶ月。

褥瘡(床擦れ)があるので普通の施設には戻れない
このまま命尽きるまで、お世話になるんだろうな。

春に帰った時に比べると
かなり痩せ細り、小さくなっている。
しかも首に静脈点滴がされていた。

 

担当医の方に聞いてみたところ
誤嚥性肺炎があり、口からは食事が入らず
点滴に移行したっていう。

延命措置は必要ないと 家族で伝えたはいたが
療養病院だから仕方ないのか?
点滴も胃ろうと同じよう 延命なのか?
わからない。

本人はどう思っているのだろう。

 

 

耳元で「誉だよ!」って呼びかけしたら
かすかに目を開けた。

 

スマホに入っている今春に生まれた
ひ孫の写真を見せた。

 

か細い声で「 かわいい」とつぶやいた。
たしかに「かわいい」の一言だった。

 

僕の名前も呼ばず
それ以上の会話もせず、一言だけの「かわいい」
僕はそれだけでも十分よかったなって思った。

 

細くなって骨が浮いてる手を握り

 

「また来るね」

 

親孝行っていうのは特別なにをするってわけでもなく
子供たち(今回は、僕のことだけど)
その子供たちが本当に楽しく生きてて、
笑顔で溢れて毎日を過ごしてる。
それだけで親孝行だっていうことを聞いたことがある。
その通りだよね。
(ご先祖供養も同じ)

 

 

ひ孫ができて、写真だけでも会えることができて
「かわいい」って言ってくれた母。
これも親孝行なんだろうな。

 

 

 

命の循環だね。

 

僕もココロの整理を、ひとつひとつ少しずつ
準備をしていかなきゃいけないなって思ってる。

 

 

そして不思議と親父も生きてた時より
亡くなった後の方が 僕の身近にいるような気がしてる。
そうやって、思い出すことがいいんだろうな。

 

 

 

今回、帰省のもう1つの目的。

断捨離メソッド発案者「やましたひでこ」さんは
知ってるよね。

 

僕の同級生が「やましたひでこ断捨離公認トレーナー」
として活躍していると聞き、その彼女のお家を訪問できることになった!!

 

断捨離ムック本にも紹介されてるほどの達人!!

 

 

 

入った途端に材のいい香りがする。
遮光を兼ねてるけど、明るい天窓と無垢のフローリング。
存在感のある重厚な梁。
シンプルで良い気が流れてるのがわかる。

 

素敵だよね。

普通だったら引き出しの中とか、部屋の奥の隅々まで
初めて来た人にね、たとえ同級生であっても
見せたくないものもあると思うんだけど
彼女のお家はね、自信を持って

 

「ここの引き出しの中を見て」
「この扉の中も見て」

 

って、誇らしく 僕に見せてくれたよ。

まさしく、ムック本の通り
きちきちっと 必要な器、必要なカトラリー
必要な日用品が気持ちよく並んでいた。

そして僕の中で言う鬼門の(笑)
冷蔵庫の中もめちゃキレイ⭐︎。
(撮るの忘れてた。。)

 

 

やっぱりこうやって必要なものだけに
囲まれるっていう生活が 快適なんだね。
迷うことないものね。

滞ることなく
気持ちのいい空間に気が流れる。

 

 

同じ敷地内にある
母親譲りのお茶室。

本人も裏千家のマスターで
よくここでお手前をされるそうだ。

(ここ僕の一番のお気に入り(笑))

 

 

今回の帰省も懐かしい思いとともに、
何度も自分の原点に戻れるような
過去の自分と今の自分を向き合えたよ。

 

 

 

 

ココロの整理。

 

無意識(潜在的)に自分が意識してる
ってことに気付いた帰省だった。

 

 

 

 

下弦の月。
好きだな。