魂の里帰り

「誉、俺は五島キリシタンの生まれ変わりだと思うんだ。」

 

生前、義則君は良くそう言ってた。

 

奥様のソニアから、彼の意思を受け継いだとき
魂は五島列島に帰りたいだろうと思った。

 

うん、帰ろうね。

 

 

 

 

僕は12年ぶりの五島列島。

 

僅かな記憶と写真を頼りに
僕自身もあの頃の自分と向き合ういい機会なんだろうね。

 

 

 

 

 

 

満開の菜の花畑。

 

 

世界遺産 堂崎天主堂

 

 

 

 

マリア様の元に。

 

 

 

ポルトガルのロカ岬を彷彿するような
大瀬崎灯台へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

東シナ海の大海原へ。

 

帰ってきたね。
お帰りなさい。

 

 

 

 

 

以前にSNSでこんな投稿を見たことがある。

 

「お墓が遠くて行けないんです」
「仏壇もないし、ちゃんとできてなくて」

でもね、故人が怒ってるのを視たことがない。
霊視してても分かる。

「死んだ人はね、思い出してもらえるだけで
泣いて喜ぶんだよ」って。

怒るどころかね。
あなたが夜ふと思い出してくれた
その瞬間にそばに来てるの。

お墓に行けなくていい。
仏壇がなくていい。
お経が読めなくていい。
思い出した。
それだけで関係は続いてるの。

あなたの心の中が、一番の祭壇よ。」

 

 

 

 

 

 

これも僕からの感謝のひとつ。

 

 

 

12年前といまの自分。

あの頃は、今のような人生は想像してなかったな。

だから、いま五島に来れて嬉しかった。

 

 

 

さあ、いまの僕の居場所へ帰ろう。

 

 

「帰ろう」って言葉、好きだな。

帰れる場所があるって本当に仕合わせなこと。